先週末の日記で告知していた通り、家のPCのWindowsを7から8.1にあげてみました。
手順、気を付けること、OSの使用感等々。
とりあえずの結論:
Win8.1はともかく謎の障害でそれどころじゃない
・事前準備
今回のアップグレードに際してはOSドライブを別に用意してそこに新しいOSをセットアップします。なので基本的に旧データは全て残る状態なので何かあったとしてもリカバリー可能ですのでお勧めです。
⇒結果的に一部データを消さざるを得ない状況に。
・Win8.1のインストール
今までのOSのインストールとあまり変わりません。
ただし結構変わったところもあり、アカウントはマイクロソフトのアカウント(Onedriveなどで使うアカウント)に紐付けられ、その設定は最初のインストールウィザード時点で入力します。
アカウントの確認の為にSMSに飛んでくる数字7ケタをインプットすることで認証します。
面倒ですがそのかわりにPCアカウントにOnedriveが紐付けられるのでシームレスに利用できるようになります。
SkypeなどもMSが買い取った関係でプリインストールされており、既存アカウントを入力して認証するとそのアカウントと先のMSアカウントを紐付けさせられます。
ちょっと面倒ですがこれで1アカウントでSkypeまで管理できるようになりある意味便利かもしれません。
ただ、Win8.1版のSkypeの使い勝手が最悪です。なんで全画面になるの。まだ調べられてないですが現時点の印象はクソアプリです。
・直面した問題
さて、最初普通に500GBのSSDを追加してインストールした際、元々のWin7のドライブを入れたまんまセットアップしたためか、どうにも変な状況になってしまい
(起動時プライマリにWin8の起動ドライブを指定してるのにWin7が立ち上がったり。
仕方ないのでWin8単体にしようと一旦Win7のシステムを消去し、Win8だけの状態にしました。
ここまではまあよかったのですが、再起動したらWindowsが立ち上がりません。
立ち上がらないと言っても電源が入ってからしばらくは動いていて
- BIOS起動
- Win8の読み込み開始
- ログイン画面が出る・・・はずのところでモニタ電源オフ。キーボードに通電無し
後でシステムログを見てみるとどうもOS自体は起動しているようです。
ただ上にも書きましたがキーボードマウスに通電が来ていないので何もできずリセットするしかありません。
2回くらいリセットをすると修復プログラムが起動することがあります。
そこからシステムのリフレッシュを選べばインストールアプリは消えますがとりあえず起動出来ます。
毎回初期化するのもうざったいので何回か意地になってリブートしたり休ませたりすると不意に立ち上がったりします。
一度起動してしまってからは何の問題無く動いてくれます。
システムの変更点は500GBのSSD1本足したことくらいなのでどうにも理解が出来ません。
一応疑っているのは電源の線、ケースの事情でSSD用の電源は1本のケーブルを分岐させて取っているのでどこかで容量不足が?
しかし足した500GBSSDを抜いても状況はあまり変わらず。
最初はWin8.1自体を疑っていましたが、入れなおしてみたWin7でも同じ現象が起きてしまったのでOS起因の問題ではありません。つまりハード側。
ハード側の構成変更はSATAケーブル刺してSSD足したことだけ。
ただ問題なのはこの足したSSD抜いても同じ現象が起きているんですよね
暫定的に今はシャットダウンではなくスリープするようにしています。
スリープからの復帰は問題が無いので運用上はこれでもいけます。ただ再起動で戻ってこれる確率が低いと言うのは微妙ですよね。
・Win8.1自体の評価
これは正直、悪くないと思います。以下いくつかポイントを
1.OSセットアップの楽さ
今回Win7も1回セットアップしたので尚更感じましたが、一番大きな点としてはOSレベルでチップセットドライバーをある程度カバー出来ているので、セットアップ完了時点で特に何も入れなくともネットワーク含めた大体の機能をそのまま使えます。(むしろセットアップ中にMSアカウントへネットワークを経由して接続をします)
一方Win7はセットアップ完了時ネットワーク等外部接続系が結構使えません。何らかの手段でチップセットドライバーを持ってこないとその後のセットアップが出来ません。(今回は別PCでダウンロードしたドライバをUSBメモリで移したりしました)
MSアカウントの統合は一長一短かもしれません。うまく使えば統合アカウントで統一した環境を使えるし仮にオンラインでMSアカウントをハッキングされたりしたらローカルのPCアカウントにまで影響が及ぶと思うとちょっと微妙な部分もあります。
2.スタートメニューはまぁ慣れかも
Windows8.1で話題になっているタイルで構成されたスタート画面ですが、良くも無ければ悪くもありません。
と言うのも使わないようにしようと思えば使わないで済みます。
スタートメニューらしきところを左クリックすると例のスタート画面が出ますが、右クリックすればコンパネやら電源オプションやらに飛べる簡易メニューが表示されます。
下手に階層が深く無い+表示がシンプルな分前よりコンパネには簡単に辿り着けると思います。
スタート画面のタイルも、いらないの削って必要なアプリのショートカットを載せれば普通にランチャーとして使えます。
ちょっと面倒なのはいくつかのWin8.1のマウスアクションが画面端にマウスを持っていってってのが多いのですがうちのPCはトリプルモニターなので画面端がやたら遠い事があります。真ん中のモニターの画面端でも機能はしますがぴったり置くのがなかなか難しいです。
(後で知りましたが、マウスをゆっくり動かすと画面端で引っかかるんですね。高速で動かすと隣の画面に移動できます)
3.挙動は全体的に軽快。
まだそんなにインストールしているアプリが少ないのもあるとは思いますが起動も起動後も全体的にWindows7より軽い気がします。
そもそもの起動があんまりうまくいかないことも多いのですがうまく行ったときはWindows8での高速起動オプションの恩恵でWindows7の時よりもさらに早い起動が可能です。
4.デフォアプリも善し悪し
いらないアプリを勝手に入れられると言うのは確かにうざったいですが、Microsoft Security Essential(MS謹製ウィルス対策ソフト)が完全に基幹アプリとして内包されてますので仮に外部のウィルスソフトを後から入れたいなんてときもある程度は基本状態でも守ってくれます。
SkypeもMSが買収したことによりデフォルトの音声通話ソフトとしてインストールされています。こちらはインターフェースが激烈に使いにくくなり起動したくなくなりました。
他に必要なソフトがあればもちろんインターネット経由でDLしてこれますが、良くあるストア的なところからジャンル指定でアプリを探してくることも出来ます。
もちろんストアに登録されている以上MSの検閲を潜り抜けているのでインターネットで適当に拾ってくるアプリよりはある程度安全であると言えます。
・Raptrの問題
Raptrについては以前説明した記事があります
Win8.1にも入れたんですが、どうも初回起動時からゲームのスキャンをうまくやってくれません(ずっとスキャンしていますで進まないし新しいゲームの登録も出来ない)
あれこれとネットを調べていると、どうもアカウント名に特殊な文字が使われているとユーザーフォルダ内のデータへのアクセスがうまく行かないので失敗すると言う事がわかりました。
上の方でマイクロソフトアカウントの事を書きましたがまさにこれが罠で、本名を入れていると本名がアカウント名に使われてしまうのでユーザーフォルダが2バイト文字で作られてしまっているのです・・・
これを回避するためには最初のインストール時点で下記のどちらかをする必要があります。
1.MSアカウントの登録名をローマ字にしておく
2.最初にアカウント作る時ローカルアカウントで英字のアカウントを作成し、あとでMSアカウントに紐付ける
一度作ってしまったら仕方がないので
1.別のアカウントを作る(もちろん英語で)
2.別アカウントでログインしユーザーフォルダ作成確認
3.オリジナルアカウントの紐付け解除
4.新アカウントの方にログイン
5.MSアカウントの紐付け
6.古いアカウントの消去
こんな感じ・・・?とにかく「名前の変更」は無理なので、アカウントを引越ししなくてはいけません。面倒ですね。
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