【PC】OBSを使ったニコ生での配信を試してみた

普段配信はTwitchを使ってShadowplayで配信することが多いのですが最近ちょいちょい切れることが多いです。
プレイ中にいつのまにか右下のShadowplayのインジケーターに赤い×がついてて、その状態だと配信がされなくなります。

原因についてShadowplay側なのかTwitch側なのかいまいちはっきりしないのですが、ためしに別ツールで配信を試してみても同様に切れるパターンが多い事から恐らくTwitch側の問題なのかなあとおぼろげに認識しています。

そこで一つの退避先として日本では有名なニコニコ生放送を試してみようと言う事です。
見ることはたまにあってもあまり使ったことが無いので下調べを色々しました。
配信ソフトにはOpen Broadcaster(以下OBS)を使用します。

人気があるわりに結構癖のあるサービスなので気を付ける点がいくつかあります。





全3回くらいでニコ生に関するエントリーを纏めていきます。気力があれば
 第1回:概要、一番簡単な配信方法
 第2回:枠取り自動化した配信方法
 第3回:コメント読み上げ機能を追加した配信方法


・ニコ生のメリット

  •  配信の帯域が制限されています。デメリットにも思えますが逆に安定した配信を行うことが出来ます。回線も国内なので当然Twitchよりは安定しています。
  •  画質が悪いと言うイメージがありましたが、OBSを使って配信している限り、あまり問題にならないかなというレベルで配信できます。
  •  コメントのシステムはニコ動と一緒なのでTwitchに比べ双方向コミュニケーションと言う点では優れていると思います
  •  Twitter連携などのSNS連携は細かい設定が可能でTwtichに比べても優れていると思います。

・ニコ生のデメリット

  •  配信するまでの手間が多いです。細かい点は後述します。
  •  枠と言う概念があり、30分毎に配信URLが変わってしまいます(課金することで同じ枠内での延長が可能です)
  •  動画を見るのにログインが必要だったりするのでニコ動を使ってない人には見てもらいにくいです。
  •  日本人しか来ないので、人によっては不愉快な状況に陥る可能性もあります。


・配信プランの松竹梅


前書きでちょっと書きましたが、ニコ生は色々面倒なシステムがある為、その機能のそれぞれについて別のアプリケーションを使わなくてはいけません。
この辺のシステムはもうちょっと纏められないのかと思うんですがそれぞれのアプリを全く別の開発者が作っているので仕方ないのでしょうか
(前から思っているのはこの辺のシステムを1つのアプリケーションに統合したものが出来れば有料でも使う人は出てくると思うんですけどね・・・)

そのプランに対してアプリケーションの数は肥大していきます。

:枠取りの自動化、コメントの管理と棒読みちゃんによる読み上げ機能付き
 OBS、FMEA、OBSUtil、アンコちゃん、棒読みちゃん
:枠取りの自動化まで
 OBS、FMEA、OBSUtil
:外部ツール配信のみ
 OBS
:もう何もいらない
 Firefoxのみでかんたん配信を使用

※このランク付けのネタがわかる人は結構年行ってるりぼん読者です。

今回は最も基本の梅コース、OBS単体での配信について説明します。


・OBSの設定


まず当然ですがOBSを起動します。しかしここで一点。
一部ゲームクライアントをゲームキャプチャ機能を使って配信する際には、64bit版OBS「管理者モード」で起動する必要があります。
(少なくともWorld of Tanksをゲームキャプチャで配信するためには必須です)
※5/29追記:32bitでも管理者モード起動でいけました

管理者モードの起動はアプリアイコンを右クリックして「管理者として実行」するだけです。
めんどくさい場合は既定の実行モードを管理者権限にしてしまいましょう。
右クリック⇒プロパティ⇒「互換性」タブ⇒「特権レベル」の「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れてOK

起動したら普段Twtichで配信している場合はニコ生用のプロファイルを作りましょう。
一般タブから「設定プロファイル」にniconicoとか適当に着けて「追加」をします。


その次は配信品質の設定を行うので「エンコード」へ
ニコ生の帯域は384kbpsが上限なのでそれに合わせて映像と音質の帯域を決定します。

「CBRを有効にする」⇒チェックをはずす
「ビデオ」の「ビットレート」を304に
「サウンド」の「ビットレート」を80に 「コーデック」を「AAC」に

どちらかに重きを置きたい場合は384の範囲内で動かしましょう。

次はビデオ設定
「配信映像」の欄は、使用するプレーヤーによって違うらしいですが、新環境の場合は16:9なので「640x360」にします。
FPSは適宜調整して下さい。おおよそ20~30にするとよいとの事です

その他詳細設定などは必要があれば。

これで一応最低限のOBSの設定が終わりました。
ここからいったんニコ生側での作業に移ります。

説明で話した通り、ニコ生は配信するたびにURLが変わります。なのでOBSの「放送設定」に関しては毎回与えられるURLを記入する必要があります。

ニコ生のトップページから「放送する」を選びます。

コミュニティを作成してない場合はコミュニティについての設定をまずします。面倒な場合必要なとこだけ埋めてさっさと次へ。

その次が実際の配信についての設定。タイトル、説明、タグ付け、使用音楽の許諾等。
その次位に配信画面になると思いますがその状態はテスト配信状態で、言わば外には流してない自分だけ見てる状態です。
その間に下の方にある「外部ツール配信」と言うところから以下の情報をコピーし、OBSに貼り付けます

OBSの放送設定の「サービス」で「Custom」を選択
ニコ生の「URL」⇒OBSの放送設定の「サーバ」
ニコ生の「Stream」⇒OBSの放送設定の「プレイパス/ストリームキー」

この後OKを押して設定画面を閉じ、OBSで「配信開始」、ニコ生で「本番開始」を押すと実際に30分間放送が始まります。
延長しなければ放送は30分後に自動的に止まるのでOBS側の「配信停止」を忘れずに押しましょう。

再度枠を取得する場合、URLとストリームに関しては取り直した枠で再度取得し貼り付けてください。

以上ざっとでしたが言いたいことは「結構めんどいよ」ってことです。

次回気合いがあれば、枠の取得と放送開始の自動化についてまとめます。反響薄かったりめんどくさくなったら無かったことにします。

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